2017年6月25日日曜日

【2017.6.19】初回観察会の実施
日頃の活動日は、作業と用具の整備に追われて落ち着いて作業後の経過を観ることがありません。既に2年近くが経過しました。明るくなった森から新しい植物が出ていないか、修理が必要な箇所、危険な箇所はないか等々の観点で作業を休み全員で一周することを企画しました。
全作業道を回ることは不可能でしたので、今回は、前回の植生調査(服部先生指導)で回ったところを回ることにしました。

まずは院主様より、庭園にあるつる性の植物名の質問がありその確認から始めました。
キレハノブドウと鑑定しました。
庭園の植物鑑定
1号植生調査地を経由して、貸し農園予定地から上に上がると昨年刈り取った草が繁茂し、コバノミツバツツジが他の樹木に被われて、早く下刈りを要求している様でした。頂上をt通過してたところで、上空のコジイの梢に鳥の巣がありました。かなり大型の鳥の巣で大型の鳥と推察されます。
観察を続けて観たいものです。Y字路を少し過ぎるとクロモジの木が健在でした。その近くにヤダケや椿に被われて花を付ける事も出来無いクチナシが1本ありました。


更に進むとアベマキの大木が1本あります(ここでは少ない木)。よく見ると毛虫が何匹も宿っています。樹勢を弱めることは無いでしょうが一般者を案内するとき注意が必要です。
赤丸中に毛虫
コバノミツバツツジ群生地では、徒長した枝を試みに高さを切り揃えた株をみて、庭園風に見えるとの意見があり、今後は斜めの枝や枯れ枝を整枝することに止めることにしました。2号、3号調査地付近の椿を切り詰めてました(3月末)。枯れること無く多数の萌芽 あり少しずつ豊かな樹勢になるでしょう。
右は2号植生調査地

最後に谷川沿いを歩きました。茶木株元の周辺の草木、特にタラを切って風通しを良くしました。上の池のクチナシは蕾で開花していませんでした。

巣造りしていたアオゲラの巣では、子供のアオゲラ(灰色で特有の色はない)が頭を出したり引っ込めたりしていました。 
観察会を繰り返して観察事項を纏めることによって、全員の知識が共通化されることで里山見学時の案内のポイントが明確になることが期待されます。

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