日頃の活動日は、作業と用具の整備に追われて落ち着いて作業後の経過を観ることがありません。既に2年近くが経過しました。明るくなった森から新しい植物が出ていないか、修理が必要な箇所、危険な箇所はないか等々の観点で作業を休み全員で一周することを企画しました。
全作業道を回ることは不可能でしたので、今回は、前回の植生調査(服部先生指導)で回ったところを回ることにしました。
まずは院主様より、庭園にあるつる性の植物名の質問がありその確認から始めました。
キレハノブドウと鑑定しました。
庭園の植物鑑定 |
観察を続けて観たいものです。Y字路を少し過ぎるとクロモジの木が健在でした。その近くにヤダケや椿に被われて花を付ける事も出来無いクチナシが1本ありました。
赤丸中に毛虫 |
右は2号植生調査地 |
巣造りしていたアオゲラの巣では、子供のアオゲラ(灰色で特有の色はない)が頭を出したり引っ込めたりしていました。
観察会を繰り返して観察事項を纏めることによって、全員の知識が共通化されることで里山見学時の案内のポイントが明確になることが期待されます。