2017年12月12日火曜日

『2017.11.26』里山散策コース造りとコース案内まで
満願寺の里山管理を鋭意継続しています。11月25日、26日両日に「里山まつり」の企画とあわせて、山林の下刈りをしながら準備をしていた散策コースを一般の方に見て頂くことが出来ました。
1.散策コース造り
  谷川(満願寺川)を上流に向かいY字路(ほぼ水が涸れる個所で左右の分岐点)頂点に池・湿地を巡るコースを目指しました。途中2カ所に砂防ダムがあり、ヤダケが密生し水がわき出ています。特に今年の秋は雨の日が多く湧き水も多く作業を難しくしました。
ヤダケほか立枯木の処理

伐採品の処理


粉砕したチップを散策コースに敷詰める
涌水で湿地を横断する個所道造り
2.台風21号の通過
 伐採、立枯木、太いフジ蔓の除去に手間取っていた最中に台風が通過し、残す予定のヤマサクラが倒れコースを塞いだり、落下した多量の枝木をコースから除く、懸かり木の処理に予定外の作業が発生しました。
根こそぎ倒れたヤマザクラ

コース上に落下した枝木

途中に掛かった枝木の除去
3.谷沿いの植生調査と散策コースガイド資料の作成
  (株)里と水辺研究所の田村主任研究員にお願いし、植物相調査を実施し227種のリストアップが出来ました。そのリストに基づき散策コース沿いに見られる植物のマップを作成してガイド資料としました。また花木の名前表示と道案内表示をしました。
更にヌマトラノオを金太郎広場で見つかりましたので休耕田に移植しました。

植物相調査風景
散策コース沿いの花木MAP

名前の表示

コース表示板

移植したヌマトラノオ
4.散策コースの案内
  25日は、服部保先生の解説付き案内によるコースの紹介をしました。
服部先生による案内
26日は、私達が案内するため朝の集合で諸確認をしました。
 ①満願寺森の会の登り旗掲示、②ビブスの着用、③コース案内資料と写真類、④全コースを1周して説明内容の確認をした後逐次適当なグループに分けて開始しました。
朝の集合確認風景

逐次適当なグループに分けて案内
5.散策コース案内まとめ
 2日で散策された方は約140名になりました。見学者の印象に残った声として①よくここまで整備できた、②子供の頃池の側まで来たことがあるがその奥は入ったことが無い初めてみた、③次会は何時開催するのか/一般開放するのか、④表示が整い子供の学習用に出来るのではないか、⑤大きなクスノキのしたで、(となりの)トトロノお家だ等々。
 多くの方に満足して頂き有り難うございました。